世間はクリスマスの街並みとなっています。
艶やかなイルミネーションに紛れて、飲み過ぎ社会人の姿も多く見かけます。(こちらは”艶やか”ではありませんが)
この時期は忘年会という季節も重なり、大虎も徘徊しています。
そして翌日に反省。。。。
吐き気、頭痛。。。。
次は抑えようと思いつつ参加。
そして、また繰り返し。。。(大人は学びません)
飲んでいる最中は、酔っ払うのも当然ですが、翌朝の後遺症が二日酔いです。
まあ、あまりにも飲みすぎると翌朝も酔っ払っていて、昼過ぎにようやく二日酔いという後悔現象が始まります。
さあ、この二日酔い。
日本人だけという話があります。
日本人というか、黄色人種に多いそうです。
そもそも、このお酒に含まれるアルコールはどのように体内で処理されるのでしょうか?
アルコールは簡単に言うと、次の手順で処理されます。
- アルコール(お酒)を摂取すると
- アルコール脱水素酵素により
- アセトアルビデドに分解される
- アセトアルビデド脱水素酵素により
- 酢酸に分解される
- 水、二酸化炭素に分解される
- 体外へ排出される
ここで(3)の「アセトアルビデド」は毒性が強く、これにより引き起こされる症状が
- 頭痛
- 吐き気
などの、いわゆる二日酔い現象です。
ちなみに
「財布がない!」
「スマフォがない!」
などは翌日に発症しますが、(二日酔い)症状ではありません。
話を戻します。
(3)の中間生成物の「アセトアルビデド」の存在時間が短ければ、悪影響を与える時間も少なくなります。(結果、二日酔いになりにくい)
ここで「アセトアルビデド」を分解する(4)の「アセトアルビデド脱水素酵素」が大活躍すればいいのです。
しかし、日本人を含む黄色人種の半数は「アセトアルビデド脱水素酵素」の働き具合が以下のような状態であります。
- 働きが弱い:低活性型
- まったく働かない:失活型
半数がこのどちらかに属しているようです。
よってまったく飲めない下戸(げこ)が存在するのも致し方ありません。
したがって、上司/先輩方は、部下/後輩が本当に飲めないのかどうかを、しっかり見極めて下さい。
宴会の席で申し訳なさそうにしている本当に飲めない部下(後輩)に対して、上記の説明をしてあげましょう。
そして、「仕方ないよ」と、優しくいたわってあげて下さい。
そうすると、部下からの信頼感(知識、優しさなど)が強くなっていきますよ。
逆に、「鍛えれば(飲めば)強くなるんだよ!!」
と言っている、石器時代のような上司、先輩からは皆、距離を置くようになっていくことでしょう。(思い当たるふしがある人は、今後気を付けましょう)
ちなみに、欧米人などはアセトアルビデド脱水素酵素が、より働く「活性型」であり、二日酔いになりにくい体質の人が多いようです。
また、そういう方と飲む場合は、無差別級の格闘試合くらい気合を入れて下さい(決して、相手のペースに飲まれないことです)
お酒の場は、飲める人、飲めない人も一緒に楽しく過ごせる時間にしたいですね。
飲み会の場で、半数は日本人の「伝家の宝刀:二日酔い」を潜ませていることを覚えておいて下さい。
なお、このアルコールを処理する場所は「肝臓」です。
だから、飲める人であっても、飲みすぎると肝臓を過剰に働かせることになってしまいます。
結果、弱ってきて他の仕事(栄養を蓄えたり、不要物を処理したり)もできなくなって、肝臓の病気になります。(ブラック企業化)
肝臓の病気でよく聞くのが
- 肝硬変
- 脂肪肝
があります。
肝硬変は、アルコール、薬などで肝臓が破壊され、修復した際、硬くなっていく病気です。
脂肪肝は、過度のアルコール、糖などにより、肝臓に中性脂肪が過剰にたまり、肝機能が低下する病気です。
体内のメイン工場の1つである、肝臓の工場長(あなた)として、ブラック企業化させないようにしてください。
1粒(シ●ミ200個分)で二日酔い対策、疲労回復!
なんてものを飲んでたら、社員にスタミナドリングを飲ませて徹夜させるようなものかも知れません。。。。。