女性に多い、ぽっこりお腹
このぽっこりお腹は、男性のビール腹のようにお腹全体というより、下っ腹(おへそから下)が出ているイメージです。
主な原因に「腸下垂(内臓下垂)」があります。
以下をチェックして、当てはまった数が多いほど「腸下垂」の可能性が高いです。
- 食後に下っ腹がふくらむ
- 食後にゲップが出やすい
- 便秘になりやすい
- ガスがたまりやすい(臭い)
- 疲労感(だるい)がいつもする
- 運動不足
- 食生活が不規則
どうでしたか?
通常、骨と骨は離れていかないように靭帯(じんたい)でつながっています
しかし、内臓(心臓、胃、腸など)は靭帯で支えられていません。
では、どうなっているかというと
浮いています!
体内でポチャポチャと浮いています。
特に胃、腸は色々な物を送る為、ウネウネと動きやすい状態で浮いています。
じゃあ、逆立ちしたら上半身側に移動するかというと、そうはなりません。
しっかり筋肉で支えられています。
しかし、その筋肉が弱っていると
内臓は重力によって下がってきます。
よって、お腹(骨盤)まわりの筋肉が弱いと、腸は体内で落下してきます。
でも、骨盤という受け皿があるのでそれ以上は落ちません。
想像してみましょう!
水風船を机に置くと、前後左右にビローンってなりますよね。
お腹の水風船も同じです。
水風船のゴムに相当する部分が筋肉です。
ゴムが弱いと、水の重力に負けて、ビローンって横に広がります。
内臓まわりの筋肉が弱いと、上からの重力に負けて、横にビローンです。
後ろは、背骨、骨盤があるので、前にビローンです。
まだ足りない(出きらない)分は
骨盤の横、斜め後ろに乗っかるようにビローンです。
さあ、お腹を触ってみましょう!
ビローンしてますか?
そのままの状態が続くどうなるか
あなたはこのような状態ではありませんか?
☆体がやけに冷えやすい
腸、特に小腸は第2の脳と言われるくらい血管、リンパ、神経が通っています。
下がってきた内臓に、これらが圧迫されて血行が悪くなると、身体の内側から冷えてきます。
また、足にもしっかり血液が行き渡らなくなり足先の冷えにもつながります。
☆もっと便秘がひどくなる
下がってきた内臓で腸が圧迫されると、動きが制限され、便秘になりやすくなります。
内臓が下がってポッコリしたお腹に、さらに便秘によりポッコリが追加されます。
また、腸内で便の腐敗が進み、腐敗ガスを発生させます。
(かなり臭いおならが出る)
☆太りやすくなる
内臓が冷えて動きが悪くなると基礎代謝(生きているだけで、栄養を吸収しエネルギーに変換する仕組み)が悪くなります。
それでも、いつもと同じ量を食べると、エネルギーに変換される量が少ない為、栄養があまります。
余分な糖が多くなると、脂肪という形に変換してたくわえます。
だから、同じ量を食べても以前より脂肪がつきやすくなります。
☆胃腸の調子が悪くなる。
内臓が下がり、自律神経が影響をうけると、
食べたのに胃酸が出にくい。
胃が空になったのに、胃酸が止まらない。
などの状態が続き、胃を痛めてしまいます
(胃もたれ、胃炎、胃潰瘍など)
☆生理が重くなる
内臓が下がってくると、骨盤内にある子宮は圧迫されます。
そして、血行が悪くなり冷えて、生理痛がひどくなることも多いようです。
また、生理周期(約1ヶ月)で骨盤は開いたり、閉じたりします。
骨盤まわりの血行が悪くなると、骨盤の関節の動きが悪くなります。
例えば、左右の骨盤が同じように閉じなかった場合、骨盤のゆがみにつながります。
そうすると腰痛や、足のむくみなどが起きたりもします。
あなたは星いくつでした?
満点5つ星なんて人もいるかと思います。
どうすればいいか?
安心してください!
まずは自宅でも出来るエクササイズを教えます。
ようは、お腹まわりの筋肉を強くすればいいのです。
しかし、お腹の表面ではなく、奥の方にある筋肉(インナーマッスル)を狙い撃ちする必要があります。
しかも、前後左右です。
通常、お決まりの「みんな見て見て!」
という筋トレマニアが行う腹筋や背筋だと、瞬発力の筋肉(表面)がメインになります。
インナーマッスルは、持久力的な筋肉になる為、激しいエクササイズはしません。
やり方は
- 上を向いて寝る(大の字)
- 寝たまま、ひざを立てる
- そのまま腰を浮かせる(中央)
- そのまま、大きく息を吸う
- 腰を左にスライドさせながら、息を吐く
- 息を吸いながら、中央に戻す
- 腰を右にスライドさせながら、息を吐く
- 息を吸いながら、中央に戻す
- (5)から(8)を5回繰り返す
(ひざ→こし→肩が一直線になるようにする)
こんな感じです。
これをお風呂上がりにでも、毎日3セットやってみてください。
ちなみに、当センターに来て
加圧して、
うつ伏せでTRX(ロープ)に足をつるして、
ひじを立てて
状態をキープ(数10秒)するトレーニングも
同等以上の効果はあります。
(吊るされているため、バランスをとるのに、あらゆる軸となる筋肉を使っています)
ぽっこりお腹は、身体の中の悲鳴かもしれませんね。
無視しないで、しっかり聞いてあげてくださいね。
体験はこちらからです。
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