王者、腰痛!
いきなり凄いタイトルですね。
これは2007年厚労省の自覚症状についての調査結果です。
- 1位:腰痛
- 2位:肩こり
- 3位:せきやたんが出る
下の資料は小さいので見たい人は拡大して下さい。(スマフォの人は画面を「ストレッチ(日本の指で引き延ばす感じ)」して下さい)
どうですか?
でも、少し古い調査結果ですね。
では、最近の結果ではどうでしょうか?(2013年の結果ですが、現時点で最新と思われます)
- 1位:腰痛
- 2位:肩こり
- 3位:鼻がつまる・鼻水が出る
1位、2位は。。。不動ですね。
3位については、2007年の3、4位が入れ替わる形になっています。
おそらく、中高年の花粉症発症より子供が発症する率が上がってきているかと思われます。
当然、花粉症の症状を抑える薬は進化して効くようにはなっていますが、発症自身が抑えられている訳ではありません。
ちなみに、死亡原因(疾患別)は次のようになっています。(これは2009年のものです)
- 1位:悪性新生物
- 2位:心疾患
- 3位:脳血管疾患
- 4位:肺炎
- 5位:老衰
1位の「悪性新生物」??
いわゆる、癌(がん)関係です。
2位は心臓関係の異常です。
代表的なものは狭心症(きょうしんしょう)と心筋梗塞(しんきんこうそく)などがあります。
3位は脳関係の異常です。
脳出血、脳梗塞などが代表的です。(くも膜下出血は脳出血の1つです)
疾患について書きたい色々ありますが、このページの本質から外れそうなのでこの位で。詳しいことはこちらのページで
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腰痛、肩こり、どこで診てもらえるの?
話を戻しましょう。
肩が痛い、腰が痛い、腕がしびれる、膝(ひざ)が痛い・・等々、このような症状は多いのでないでしょうか?
こうなったら(ひどくなったら)、どこに行きますか?
大半の方が整形外科に行くと思います。
痛みや、こりの原因が先ほどの腫瘍の可能性もあるので、不安要素は取り除いておきたいですよね。
そこで、レントゲンを撮って特に何も写ってなかった結果、レントゲンを見て、腰骨(腰椎)の間隔が狭ければ「椎間板(ついかんばん)ヘルニア」の可能性はあります。
などと言われ、リハビリがある病院(医院)であれば、腰の牽引(※1)をします。
そして、湿布と痛み止め、もしくは筋肉弛緩剤(筋肉を緩める薬)などをもらって、1週間後にリハビリ(牽引)を受けに来て下さいという流れになります。
そこで良くなればいいのですが、良くならない人もいます。
では、良くならない人は次はどこへ行けばいいのでしょうか?
※1:専用ベットで腰骨にベルトを引っ掛けて機械で足元へ引っ張って腰を伸ばそうとするシステム
整骨? マッサージ? 鍼灸? カイロ?
こうなってくると、普段気にも止めなかったこんな看板が、やけに目に止まります。
「腰痛、頭痛、肩こり、腕のしびれ、お気軽にご相談下さい」
巷には整体院、整骨院、鍼灸(しんきゅう)治療院、マッサージ治療院など、色々な呼び方があり混乱しますよね。
これらは基本的に手技療法(外科的手術や薬を使わない)にて身体の不調を改善する治療となります。
まず、解りやすいところから言いますと、「鍼灸(しんきゅう)」と看板にある治療院は「鍼(はり)」と「お灸(きゅう)」ができる資格者がいる医院です。(おそらく一人でもいれば看板に上げていいかと思います)
身体には経絡(けいらく)と呼ばれる体液の道(血管や神経)があり、この道が何らかの作用で滞ってしまうと、体液の循環が低下して病にいたります。
この経絡の交わるポイントを経穴(けいけつ)と呼び、この経穴を鍼や灸で刺激することで経絡の滞りを改善させるのか「鍼灸」となります。
次にマッサージですが、これは言葉通り、凝っている(硬くなった)箇所を「なでる・押す・揉む・叩く」などでほぐしていく事になります。
これは、前述の経穴を刺激するという目的では同じと言えるかもしれません。
また、マッサージは「按摩(あんま)」と呼ばれており、「按摩さん」という言い方をしていましたが差別用語か否かで、マッサージの言い方が主流になりつつあります。
ちなみに「マッサージ」という表現は、当該資格者(あん摩マッサージ指圧師)しか使ってはいけません。(先ほどの鍼灸資格者と同じです)
そして、整骨院。
これも「柔道整復師」という資格者が行う(名乗る?)医院です。
なお、言い方は色々ありまして、「ほねつぎ」や「接骨(院)」などとも言います。
手技としては、マッサージと同様に手を使って行いますが、外部損傷により折れた骨や関節の脱臼などを元のように治すことも行います。(外科的手術ではなく、固定やテーピングなど)
そして、カイロプラクティックは発祥はアメリカで、アメリカでは医療行為としています(ようは医者です)
筋肉緩和、関節の矯正などで神経の流れを良くしていきます。(後で詳しく述べます)
整体は上記以外、もしくは含んでしまうの手技療法の総称です。
この日本語、変ですよね。(上記以外なのか、以内なのか)
そう、幅が広すぎます。
リンパトレナージュ(体内の3大体液の1つ「リンパ液」の通りをよくする施術)を整体と言っても構いませんし、アロマオイルを使ったマッサージ(←この単語は資格者限定です)緩和ケアを整体と言っても問題ありません。
スタッフに鍼灸師と整骨師とマッサージ師が在籍しており、全部の看板を出すと店頭がゴチャゴチャするので、「整体院」と名乗っている所もあります。
白浜カイロは「カイロプラクティック」
最後に「カイロプラクティック」。
前項で述べましたように「整体」と言っても問題はありません。
ただ、私自身の長い患者経験からカイロブラクティックという分野を選び、学んできたのでカイロプラクティックと言うようにしています。
カイロプラクティック施術なのに「整体」という看板(屋号)を上げている医院も多いです。(スタッフに鍼灸師がいたり、理由は色々あるでしょうが)
では、カイロプラクティックをもう少し詳しく見てみます。
「はじめに」でも書きましたが、「身体の管(血管、神経、リンパ)」の通りを良くして、自己回復能力を高めていく手技です。
これは鍼灸と考え方は同じなのですが、鍼灸は経穴という点にアプローチするのに対して、カイロプラクティックは経絡(神経)、経穴(神経の分岐、交差ポイント)の周辺に足してアプローチします。
神経は全身を制御する「中枢神経(脳)」と脳から各器官(心臓、眼、腕、足など)との情報をやりとりする「抹消神経」があります。
そして、神経には脳から見て往路、復路があります。
それらの末端は血管のようにループ(動脈→静脈に接続されている)はしていませんのが、イメージを掴みやすくする為に、あえて「往復」という言葉を使って説明します。
往路=運動神経と呼ばれ、意識的に手や足を動かす指令が流れるルート
復路=感覚神経と呼ばれ、神経の末端にセンサー(受容体)があり、痛い、熱い、触っているなどの感覚の情報が流れるルート
ルート障害が起こっている神経ルートの要因にアプローチし、神経の流れをスムースにするのがカイロプラクティックです。
ルート障害の要因としては、関節のズレ、筋肉の拘縮(硬くなっている)などがあります。
神経の流れが滞ると、痛み、しびれ、不快感なとの自覚症状が出てきます。
神経の滞り原因は、同じ姿勢を続けた為、筋肉が硬くなり神経を圧迫している。
関節の歪み(ゆがみ)で神経を圧迫している。
などがあります。
筋肉緩和、関節の矯正などで神経の流れを良くしていくのか「カイロプラクティック」です。
「カイロプラクティック」の発祥はアメリカで、アメリカでは医療行為としています(ようは医者です)
日本では医者という分類ではない為、民間資格となっています。
ちなみに「カイロプラクティック・ドクター(医者)」の資格を取りたい方は渡米(留学)してもらえばいいかと思います。
最低4年以上で、2000万円くらいは必要でしょうか(生活費は入ってません)
当センターでは「カイロプラクティック」で弱っている自己回復能力を回復させ、さらに自己回復能力を高める加圧トレーニングを融合させ、「死ぬまで素敵で元気!」をモットーにしています。