以前、天候(気圧)の変化で調子が悪くなったりする。
という話をしました。
今回は、その続きです。
天候の変化(気圧の変化)でも不調になりずらい人もいます。
人体は水風船のようなものです。
水風船は、ゴムでできていますが、細胞の外側(膜)は脂肪でできています。
普段から良質の油を摂らないと、良い細胞膜は作られません。
ということは、細胞膜がしっかりしていないと、
少しの気圧の変化でも、細胞が柔軟な対応ができず、調子を落とすことになるかもしれません。
では、良質な油を摂りましょう!
と、その前に、とらないほうがいい油をご紹介します。
それは
トランス脂肪酸
です。
トランス脂肪酸は油に水素を添加して人工的に作った脂肪酸です。
科学者の間では、オイルをプラスチック化すると言われています。
元々自然界に存在しない油「トランス脂肪酸」は体内に入っても、体にいい役割は果たせません。
それどころか、細胞膜の構造や働きに不具合を生じさせます。
その結果、体内で活性酸素(老化物質とも言われる)が発生するようになります。
そして、このトランス脂肪酸が最も悪影響を及ぼすのが脳と考えられています。
脳の約60%が脂質でできている為です。
イギリスのオックスフォード大ではトランス脂肪酸について次のような報告をしています。
「脳の活性に必要な酵素を破壊し、注意欠陥障害(ADD)や、注意欠陥多動性障害(ADHD)などを引き起こす要因になる」
また、米国神経学会の学術誌記載の追跡調査では
トランス脂肪酸を多く摂っている高齢者は認知症になる確率が高かった
と報告されています。
- スナック菓子
- ファーストフード
- お惣菜(唐揚げ、天ぷらなど)
- 冷凍食品(お弁当素材など)
- マーガリン
- ショートニング
などは、ほとんどトランス脂肪酸を使っています。(材料費を抑える為)
ちなみに、このトランス脂肪酸、
アメリカでは2018年までに原則禁止すると発表しています。
また、アメリカや韓国ではトランス脂肪酸の表記が義務付けられていますが、日本では表示義務はありません。
日本ではトランス脂肪酸の摂取量が少ないから、心配はない。
と、国家レベルで評価がまとめられています。
禁止にしたら、流通がおかしくなり、日本経済が貧乏になるのを心配しているのでしょうか?
そんな事しなくても、
認知症が増えて医療費、保険費急増。
子供の注意力低下、知能低下で知的労働者が育たず、税金の収入が激変なんてことも考えられます。
ほっておいても、日本は貧乏になるのかも知れません。
悪い油を取り過ぎると脳が破壊されるかも知れません。
家族(高齢者、子供たち)を守るには正しい知識をもって自分で管理するしかないようです。